紅葉の旅2日目は伊勢神宮内宮です
名古屋から近鉄を利用して宇治山田まで向かいました
宇治山田駅の手前が伊勢市駅ですが、到着前に「伊勢神宮へは伊勢市駅をご利用ください」との車内アナウンスが流れてきた。宇治山田からバスでとしか頭になかったのでびっくりです😮
到着まで時間がない!
再検索、急いでググり直しだ!
伊勢市駅、宇治山田駅どちらからでも問題ないようです。
車内アナウンスがそう言うのだから、伊勢市駅で降りるのが正解かもしれない
伊勢市駅到着で降りるかどうか、半分腰を上げて迷いましたが、初志貫徹!はじめの検索結果が宇治山田駅となってたのだからそれでいこうと腰を下ろしました。そしてこの選択が正解だったとすぐに気づくことになります。
まずは大型ロッカーにカメラバック以外を預け、ここから内宮前までバスで移動です。
バスはがらがらで、ひょっとしたら祭日と土曜日の間の平日ということでそれほどの人出ではないのかもと、快適な紅葉ウォッチを期待したりもしました
が、そんな期待は淡すぎるものと次の停留所についた瞬間に知ることになります
次は先ほど降りるか否かで悩んだ伊勢市駅でした。そしてバス乗り場には、どこまでも続く行列があり、その光景に目を疑ったほどでした
列の最後尾が見えない……
バスのドアが開くと、次々と乗り込んでくる乗客で車内はあっという間にすし詰め状態。それでも係員はさらに乗車させてきます 😖
まだ乗せるんかい !?
椅子に座っていても身動きできなくなるほどの圧迫感。これでもかと乗せるとやっとバスは出発です。
伊勢市駅で降りていたら、この行列に並んで、もしもロッカーもいっぱいで預けられなかったとしたら……。考えると恐ろしくなります。まさにあの時の選択は天啓といえるものでした
みなさんももし伊勢神宮へバスで行くことがありましたら、宇治山田駅から利用することを強くお勧めします
天候にも恵まれたこの日は、人出もけっこうあり、宇治橋の往来は人の群れで溢れていました
橋の下をゆったりと流れる五十鈴川の清涼な水面を見ていると、どれだけ多くの人々がその上を通過しようとも、あらゆる邪気を洗い流してくれるような気になります
下の写真の手前に映っている杭は「木除杭」といって、五十鈴川の増水や氾濫時に、上流からの流木などが橋脚へあたるのを防ぐ役割を持っています
五十鈴川は、「御裳濯川」とも呼ばれています。伝説によると倭姫命が御裳のすそを濯いだことからその名がついたということです
伊勢神宮内宮での紅葉スポットはずばり五十鈴川御手洗場です
昔からお参り前に澄んだ水の流れで心身を清めることをしてきたのがこの場所です。それは現在も変わりません。みなさん、ここで手を濯いでから紅葉の美しさをカメラやスマホに収め、それから正宮へと足を向けていました
この時期の五十鈴川は紅葉の美しさを水面に反射させて、とくに風情があります
正宮の前には双子の杉の大木が天高くそびえています
でもほとんどの人の目には映らないようで、見上げる人はわずかで、みなまっすぐ正宮に向かって足を速めていました
杉の木に竹を巻いているのは、その皮をはいで持ち帰る人がいるらしく、保護のためのようです
神木に対して罰当たりなことを……
ちなみに伊勢神宮を警備されている方は、警備会社の人でも公務員でもないようです
「神宮衛士」といって伊勢神宮の職員の方、つまり神職であり、それなりの資格が必要で簡単にはなれないようです
伊勢神宮内はほぼ常緑樹なので、紅葉を見るなら宇治橋や五十鈴川御手洗場となります
それでも神気に包まれたこの場所では、常緑樹の輝きも紅葉同様に美しい風景でありました
紅葉の旅はまだ続くよ!
翌日の奈良編長岳寺の紅葉は下記リンクからご覧いただけます
境内が色とりどりに染まってとても美しいお寺でした!
前日までの紅葉の旅は以下リンクからお願いします
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